サクラその1:出会い系の罠
「サクラ」。出会い系サイトをかじった事のある方なら一度は耳にした事があるでしょう。話はそれますが、このサクラの意味、ちょっと辞書で調べてみました。
サクラ(さくら)
露店などで、客の買い気をそそるため、客のふりをして買い物する仲間。
〔「ただで見る」の意から芝居の無料見物人の意となり、そこから生じたという〕 三省堂「大辞林第二版」
という意味だそうです。商売では常套手段というか、イベント会場などでもサクラをよく見かけますが、特に出会い系サイトにおいてはこのサクラ発生率、他の商売よりも群を抜いて高いということが言えるでしょう。ではその実態は一体どうなっているのでしょうか。今回、既にサイト自体は閉鎖(名前が変わって運営されている?)になってしまったが、その某サイトの運営会社に勤務していた男性Hさんの談話を紹介します。
ポイント制度の出会い系サイトは怪しい
Hさんは当時、パソコンに関連したアルバイトを探していたらしく、そこで目に付いたのが某アルバイト情報誌での求人広告だったそうだ。その企業の募集内容は、Hさんが探していた様な「パソコンを使ったお客様への案内業務」という内容に加えて他社で募集していた同様の業務よりも時給が高額(出来高があった)だったため、早速面接を受けたそうだが、その際に関連企業が運営している出会い系サイトの「サクラ」をやってほしいという事をやんわり伝えられたという事です。また、信用問題にも関わることなので、ご丁寧に秘密厳守の念書まで書かせられたそうです。
「とりあえず、興味もあり引き受けた」Hさんが請け負ったサクラの仕事内容は、関連企業が運営している出会い系サイトの会員から届くメールを読み、それに対して返事を出す、という至って簡単な作業らしい。ただ、マニュアル等は無く自分の文章力がモノをいう職場だったそうです。
ご存知の通り、サクラが巣食う出会い系サイトの特徴としてポイント制度が導入されている場合が殆どです。この制度の場合、メールを送る度に男性会員はポイント(お金)を消費する。その金額は大体4、5ポイント程度で金額に換算すると400〜500円(1ポイント=100円)が相場である。そのポイントを稼ぐ(消費させる)ことが出来る程給与も上がるというシステムらしい。
また、作業を行ったそのサイトでは、女性会員からのメールも届くそうだがこれに返信をしても何もメリットが無いため、ほとんどの場合シカトだったという事だ。
さて、Hさんが語ってくれた様に「文章力がモノをいう」、これはどういう事なのでしょう。続きは「サクラその2」でご紹介します。