サクラその2:出会い系の罠
前回元サクラのHさんの談話からいくつか紹介させてもらいましたが、今回は彼らサクラバイトと男性会員との具体的なやり取りを紹介したいと思います。Hさんがお話されていた文章力。これが大事になってくるのは、やはり会話を成立させつつ男性会員にとってそそられる内容でなくては商売にならないから、という点からでしょう。そのサクラの巧みな戦術を紹介していきたいと思います。
話はすこしそれますが、パソコンを使った業務案内としてその企業に従事したサクラバイトは女性よりも男性スタッフの方が断然多いらしい。「オトコがオトコとメールをやり取りしている」というなんとも言えない間抜けな図式が成立しているのですね。
男性会員とサクラの会話
Hさんの話によれば、男性会員から送られてくるメールの内容の多くは友達募集や彼女募集というもので、サクラバイトの殆どはそのメールに対する返信として「会って下さい」と返信するそうだ。この場合、返信用テンプレートを独自に作成しているサクラバイトもいるそうだが、やはり送られてきた内容に即した返信だと男性会員からのレスポンスがぐっとあがるそうだ。そうやって気を引きメールのやりとりを数多くこなせるように仕向けるのです。
男性会員が話に乗ってくると、大体1週間後位に会う約束をする。会うまでの期間が長すぎれば飽きられたり怪しまれたりする可能性があり、短すぎてもHさんらサクラバイト側の「旨み」が少ないという理由で大概これくらいの設定だそうな。こうなってくると、男性会員もその気になり、会うまでの間に頻繁にメールのやり取りをすることになる。
驚くべきことに、ここまでくると個人情報を平気で伝えてくる男性会員がかなりいるそうだ。本名はともかく、携帯電話の番号や勤務先、会うときの目印としての車のナンバーなどなど。個人情報保護にうるさい昨今、こんなことで大丈夫でしょうかね。
約束の当日はもちろん、「ドタキャン」。病気、家族の事など何らかの理由をつけて丁寧にお断り。がめついサクラバイトは「○○日だったら都合つくかも」と更に引っ張ることもあるが、一回ドタキャンするとなかなか難しいそうだ。
また、男性会員から届くメールのなかには直接的な要求、援助交際っぽいものも目立つそうだ。そういった内容にも仕事なので返信をするそうですが、男性会員がこれを知ったら虚しい限りですね。
Hさん自身は最初それなりに仕事に打ち込んでいたけれども、時が経つにつれ罪悪感を覚え他の多くのバイト同様数ヶ月で辞めてしまったそうです。彼曰く「僕が働いていた会社というか出会い系サイトが全てではないと思うけど、やっぱりどこもサクラは多いと思う。あれは会社としては儲かるからね。ただ、信用も大事だからあまり悪い評判が立たない為にある程度はホンモノの女性会員も集めてはいました」ということです。
「あまり美味しい話というか、ほいほい会いましょうっていうメールは疑ってかかったほうが良いですよ。ま、それを楽しむのも別の意味でいいですけどねー」という忠告まで頂きました。結局、判断するのは皆さんです。くれぐれも注意して出会い系サイトを楽しんでください。